桂直美(2006)「E・アイスナーの「教育的鑑識眼と教育批評」の方法論」『教育方法学研究』15,57-72
- アイスナーの表現的活動:
- 「目的は活動の前を行く必要はなく、活動自体のプロセスの中で定式化される」=今後検討されるべき課題。
- ⇔ ブルームの教育目標論
- アイスナー(1979):ブルームの行動主義的カリキュラム論の限界を超えようとするカリキュラム評価論。→ 2002年の第3版で、質的研究の方法の1つとも述べる。
- 質を唯一定義している。
- 方法論の二重の特性を捉えるために用いたメタファー:鑑識眼と批評。
- 鑑識眼:ある1つの特殊な対象の質を知覚し評価できる力(知覚されたものを公に表現することは含まない)。⇔ 教育批評は、知覚されたものを公に表す技術。
- つまり、批評の技術を持たない鑑識者はあっても、鑑識眼を持たない批評はありえない。
- 教育批評の4局面:記述、解釈、評価、一般化(ステップではなく、全体として4つの働きをもつのが批評)。
- 記述:浸透的質(場面や対象の生活づけ)と、構成的質(全体の中の特定の質)の着目が重要。
- 解釈:場面が何を意味するか、いかに機能するかを、概念や理論で説明する。
- 評価:教育のプロセスを向上させる。価値中立はあり得ない。
- 一般化:他の教室での実践に関わる主題を追求。