伊藤秀史(2012)『ひたすら読むエコノミクス』有斐閣
- ディシプリンは分析対象から切り離すことが可能な学問(社会学、心理学、経済学)
- 権限移譲はやる気を引き出す:自ら決定できることは、その決定がもたらす可能性のある、名声、評判、学習などを自分で決められるから、金銭的報酬を無視してもやる気が出る。
- ⇔ コントロールの喪失:組織全体の業績よりも自分の事業を重視する → 部署最適の決定が全体にとってベストでない問題が生じる。
- なぜ、現場の情報が上層部に伝わらないか
- 現場にいない人には危機感が理解できない、現場の暗黙的なものは文書化しても伝わらない
- 損得計算をして情報を開示しない
- 組織全体の目標が共有されていないため、情報を正確に伝えるインセンティブがない
- 目的の乖離が大きいほどコントロールの喪失によるデメリットが大きくなる → 集権化すべき? → 目的の乖離が大きいほど情報伝達も不正確になり、集権化のメリットがなくなる → 分権化しておく方が良い時がある
- トップが現場に情報探索を求める&真の情報を引き出したい
- トップ自身も現状認識がある
- トップの認識と現場の報告が同じ時にボーナスを出すスキームをつくる
- トップの認識が不正確でも予想できる
- 現場は正確に伝えるよりもトップに近い認識を伝える方がボーナスを得やすい
- イエスマンが増える
- ボーナスをやめる
- 現場は情報探索をするインセンティブを失う
- 権限移譲がやる気につながるには、トップが介入して決定を覆さない評判が必要 ⇔ 覆しはコントロールの喪失によるマイナスを防げる