大村はま(2005)『授業を創る』国土社
- あまり悪い所のないような授業でも,何か物足りないものがあると気になる時,教師の側にあまり興味がないことによるように思われる。子どもの興味は十分考えられたという場合でも,教師自身が燃えるような興味を持っていない学習は,いきいきとした展開にならない。
- 1つの単元を展開する時,必ず予備を作っておくものです。失敗するかもしれないのに,代わりの準備もなく,資料もなかったら,押していくほかなくなってしまう。
- よい単元は,必ず明瞭に,この学習はこの力ということをねらっています。1つ1つの学習が必ずよい学力に結びついている。
- 教科書は,そもそも先生がめいめいのために一人一人作るのが本当なのです。
- 親が悪くても,社会が悪くても,子どもが悪くても,その中でそれを世話するのが専門職である教師の務めです。それを他人のせいにすることはできない。親や社会がどうであっても,子どもを守るところに教師の責任がある,職業的な独自性があると思っています。
- イギリスのトピック学習,シュタイナーのエポックなどは,ある週なり月なりの学習時間全部を使って,ある一つの単元をやるのが特色,当然,合科になる。算数,理科,社会が国語と融合している。アメリカの場合は,中心になるのが社会科・理科の単元。ユニットメソッドといい,ユニットの中のいくつかの問題(=フランス革命とナポレオン)をアメリカではトピックという。
- 学習者たちがどのようなことに興味関心を抱き,どのような心理でいるかについての洞察力を持つ。
- プロであることは,ある事柄の目標を達成するための技術を持つことである。目標を持つことは誰でもでき,中学生にしゃべることもできるが,中学生も知らないうちにその目標ができてしまうようにすることがプロ。