久保田崇(2012)『キャリア官僚の交渉術』アスコム
- 交渉の基本は,相手が喜ぶことをして心から納得してもらうことであり,相手に関心を持ち,相手の興味のありかを探ること。
- そのためには,相手の望む話題を持ち出し,気持ちよく仕事をしてもらう。
- 交渉のテクニックには,そもそも交渉しない,日頃から信頼を得ておく,ストーリー(結局それが何の役に立つのか)で説明して説得する,どう変わるかを全て書き出して重要なポイントだけを残した1枚のポンチ絵で説明する,落としどころを探る,BATNAをもって交渉に臨む
- 永田町では,俺は聞いていない=この件は事前に相談していないので絶対に認めない。
- 話は,つかみ=最近の案件,地元のデータ,趣味,地域活動から始める。
- 説明は紙1枚,トヨタはA3紙1枚,東芝,マツダ,マッキンゼーも1枚主義。
- ○○先生には特に早めにご相談に上がりました。相手は歓迎し,こちらは先手必勝。
- 上司の応対も基本的に交渉。相手の好みの話題を頭に入れ,相手に合わせて相談を持ちかける。
- よくできていない決裁書は,細分に詳しく方向性や考え方が整理されていない。
- 指示の意図が不明確な上司,言葉で伝えてこない上司には,こちらが何度か負けながらニースを探る。
- 上司は論破しない。
- 仕事ができない危険な上司には,仕事をさせないことが仕事。自分の実力を控えめにアピールして自分に任せるよう持って行く。
- 部下には,方針を示して行動させる。つまづきそうになったら手助けする。締め切りが迫ったりトラブルになりそうなら,その前に引き取る。
- 部下には,ちょっと教えて下さい,といって話をする。これは部下のマネジメントではなく,仕事のマネジメント。