2011/12/03

沢田健太(2011)『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』ソフトバンク新書


  • 業者外部教員の授業が,1年生に自分の将来と大学の勉強は関係ないと受け取られている。
  • エントリーシートの複雑化は,応募者の多さに驚いた人事部が本気なら書けるはずという志望度の高い学生を選別するためにやったことだが,学生側もそれなりのものを作って出している現状。
  • 欧米と違い,目的はないがとりあえず大学生になった人に自由な就職活動はむしろ困難であり(自由化の恩恵を受けるのはごく少数),新卒一括採用はモラトリアムに線を引き職業社会に目を向けさえる意味で,積極的な存在意義がある。
  • 大学受験でがんばった人が評価されるのは普通であり,同じ土俵で戦いたいなら,大学でがんばらないといけない。
  • 企業を見る時は,就活生向けの広報ではなく,投資家向けの広報を見るべき(当然読み解くための勉強も必要)。
  • 今の就職活動は,企業と学生の間に業者が入ってしまい,互いの顔が見えなくなっていることが問題。
ぶっちゃけ話しというほどセンセーショナルではなく,販売戦略で付けられたネーミングか。
著者のスタンスは誠意ある一職員,書いてあることはよく知られた内容で目新しさはない。
中身は就活生&親向けなので,その層が手にするタイトルにした方が良い。