2008/12/09

赤堀侃司(2004)『授業の基礎としてのインストラクショナルデザイン』日本視聴覚教育教会

 題目が示す通り、本書はIDに関する文献である。残念ながら、先行する文献と比較して新しい点はほとんどない。理論書ではないが、実践者を支援するものでもない。授業のテキストを念頭において制作されたものとのことであるが、制作のコンセプトが見受けられず、既存の原稿を集約して出版したと思われても仕方ないものとなっている点が、残念である。

 プレゼンスライドの上部に、緒論から結論までの構成を常に提示するノウハウは使える。

 ブルームの認知に応じた質問の仕方がある。
  • 知識:~は何ですか、もう一度説明して下さい。~と~は同じですか、違いますか。
  • 理解:~はどういう意味ですか。~はなぜですか。
  • 適用:~はどういう場合に役立ちますか。~はどこに適用されていますか。
  • 分析:~はなぜか理由を言って下さい。~と~はどのような関係ですか。
  • 総合:~から考えると~になりますがどう思いますか。~についてあなたの考えを述べて下さい。
  • 評価:~についてのあなたの考えは、この点が矛盾すると思います。~については面白いですが、~についてはどう思いますか。