2024/01/22

French, S, Dickerson, A. & Mulder, R. (2023) A review of the benefits and drawbacks of high‐stakes final examinations in higher education, Higher Education,

  • 大学教育での試験の問題は十分検討されていない
  • 期末試験は広く使われているのに、エビデンスや教育の視点が弱い。
  • 主な2つの問題
    • 評価方法の多様性が損なわれる:学生の知識・能力を多免停に理解する必要がある
    • 総括的評価に偏りすぎ:フィードバックを犠牲にしてカリキュラムを支配する
  • 既存文献のスコープレビューを実施→コーディング→7テーマを抽出
  • (1)記憶再生・保持
    • 試験は記憶保持が向上する ← 期末より直後の小テストの方が定着が高い
    • 定着が早く終わることも問題
  • (2)モチベーションと学習
    • 表面的な学習戦略をとらせる
  • (3)真正性・社会的レリバンス
    • 社会では事実の再生よりも、コミュニケーション、批判的思考などが重要
    • フィードバックが受動的、失敗から学べるものが少ない
  • (4)妥当性・信頼性
    • 妥当性の検討は義務ではない、実際にされることもない
  • (5)不正行為
    • エッセイ形式は、剽窃問題が深刻
  • (6)ストレスや不安
    • ストレスを高めるという指摘もあるが、それが学習成果を下げないという議論もあり、未確定
  • (7)公平性・公正性
    • 試験は公平というが裏付けがない。性別でのパフォーマンスの差がある。
  • 試験重視の風潮は、エビデンスに乏しい。