2019/02/10

吉田文(2012)「社会人の再教育と経営系専門職大学院」『日本生涯教育学会年報』33,3-21

  • 社会人が大学院へ戻る目的:専門知識獲得、広い知識・教養。給料・役職、企業は低い。
    • 仕事をすることで十分に燃焼できないときに再考する場として大学院が位置づけられる(個人的な問題解決の手段=仕事に不満がない・自己への漠たる不満)。
    • 仕事の継続希望も多いが在学中に転職希望が多くなる。
    • 学習内容がストレートに仕事に役立つことはないが、考え方、大局的なものの見方などのメタレベルで効果がある。
  • MBA取得者に対する期待と能力の評価の差が大きいものは、意思決定力、リーダーシップ力、戦略的思考、問題解決能力、分析的思考力の順。
    • 一方で、企業は大学院教育を評価する仕組みを持っていない。
  • 専門職大学院=建前上、理論と実践の融合。← 院生からの評価は高いが、企業からの評価は低いというギャップ。
    • 教育方法の問題:大学=ゼミ・少人数教育、企業=競争でもまれる。→ コースワークの充実をすべき(?)。
    • 教員の問題:実務家教員と研究者教員が乖離(⇔ 欧米は実務家も研究する)。