山田礼子(2007)「アセスメントの理論と実践」『転換期の高等教育における学生の教育評価の開発に関する国際比較研究』7-20
- 発達:望ましい心理的,教育的,モラル上での目的を価値づけるあるいは求める方向性への成熟や成長(ペリー)。
- 変容:学生の認知的技能,情緒的特性,態度,価値,行動といった諸側面が時間軸でどれだけ量的,質的に変化したか。後退あるいは進展といった方向性を包含した用語ではない。
- アメリカにおける学生の変容に関する研究の系譜は主に心理学に基づいた発達理論と社会学をベースとしたカッレジ・インパクト理論に分類できる(パスカレラ)。
- 発達の理論:
- 7ベクトル(能力の達成,情動の統制,依存から自立へ,対人関係の成熟,アイデンティティの確立,目標の開発,統合性の発達)。
- 知的・倫理邸発達理論(ペリー)
- 反省的判断モデル(キング・キッチナー)
- 認識的反省モデル(バクスター)
- 道徳性発達理論(コールバーク)
- 女性の道徳性発達モデル(ギリガン)
- ← 学生の発達の段階が後退するという段階を勘案せず前向きに捉え過ぎている+学生の大学生活を通じての経験の軽視という批判(フェルドマン)。→ 社会的制度として機能している大学を前提として,大学という環境の中での学生の社会化過程を検討する必要性を主張 = カレッジインパクト。
- どうやってIEOを測定するか
- O:認知名と情緒面に分類,これらの成果は心理的側面と行動的側面に分類できる。
- 学問上と社会経験の統合が目標に結びつく(成功になる)。退学者は統合できなかったと考える。(ティント)
- 大学1年字アセスメント
- 履修前基本データ取得(オリエンテーション時に実施)(SATやACTとは異なり,学生の大学での期待や目標など入学前の行動や経験を把握)
- College Student Expectations Questionnaire(Indiana)
- College Student Inventory(Noel-Levits社)
- CIRP Student Information Form(UCLA)
- 1年次終了時点(一年間でどのような成長,変化があったかを見る)
- College Student Report, NSSE(Indiana)
- Your First College Year
- 学生の行動,態度,学習スキル,満足度や経験に関するアセスメント
- College Outcomes Survey(ACT)
- College Student Survey(UCLA)(4年生用,CIRP)
- 学力や知識に関するプレースメント・テスト(各年次で実施)
- Academic Profile(ETS):読解,作文,数学および批判的思考の測定
- Accuplacer & Companion(College Board):読解,文章技能,初級代数,数学部門の問題から成り立っているプレースメント・テストで,補習授業受講決定やガイダンス目的で実施