2017/04/07

池西静恵(2017)「実践的思考力を育てる「発問」」『看護教育』58(4),2017年4月,262-267


  • 思考は固有の形式(分析,総合,比較,一般化など)で深化・発達する。思考するとは,これらの形式を接続詞で綱供養に仕向けること。
    • 夫婦関係が疎遠で1階と2階に分かれて暮らす夫婦
    • 「この夫婦は家族と思うか」(Yes/No)
    • 「なぜそう考えたのか」(分析)
    • 「家族と言うには何が大事か」(総合)
    • 「フリードマンの定義はみなさんが考えた家族の要素の何を大事にしているか」(比較)
  • 発問づくりとは,教材をつくり,それを学生にどう提示し,どう問うかを考えること。
  • 3つの発問づくりのこつ
    • 情緒的活動を促し,心に響く問い(患者の思いや苦痛が伝わるもの)
    • 知的好奇心を喚起する問い(生活的概念と学問的概念との違いに気づかせるもの)
    • 問題解決を迫られる問い(看護場面で活用する必要性が実感できるもの)
  • 発問の3原則(向山)
    • 知覚語で問う(患者は何を見ている?どう聞こえたと思う?患者はどう感じていると思う?)
    • 選択さえる言葉で問う(専門知識が必要なことは選択肢を示してどっちだと思う?)
    • 発見させる言葉で問う(選択の上で,家族って何だと思うという語で問う)
  • 実習での発問は,クリティカルシンキングの条件
    • 患者の理解配慮(思いのうけとめ),情報・事実の把握,事実に基づく適切な判断,援助の根拠(エビデンスと論理性)の4つ。