2016/05/26

岩田健太郎(2012)『主体性は教えられるか』筑摩選書


  • 評価は手段であり目的ではない。評価によって得られるアウトカムが大きいから評価を行う。評価が必要とか必要ないという二元論的な考えを排除すべきである。
  • アメリカでプロフェッショナリズム教育が盛んなのは,罪の文化に当てはまらない問題が出ているから。恥の文化と似た部分がある。
  • PBLは毎週定型的に辞書を引いているような,単純作業の繰り返しで,知識の量も深みも足りない。形だけの問題解決学習は,思考停止を招く。
  • Harden「Independent Learning」:PBL,通信教育,講義,学習マテリアルの4つの教育方法について,PBLは学生中心・自分で行わない,通信は学生中心・自分で行う,講義は非学生中心・自分で行わない,学習マテリアル配布を非学生中心・自分で行うという4分類をした。


主体性は教えられるかという問いに対して答えるのではなく,思考停止や受動的にしか学べない原因を(主観的に)列挙する本で,問いに対する示唆は乏しい。