2025/02/23

種子島健一(2017)「問題解決における不良定義問題への研究アプローチの 概観と展望」『九州大学心理学研究』18, 1-7

  •  心理学の問題解決研究:良定義問題(well-defined)と不良定義問題(ill-defined)
  • 不良定義:解決に必要な情報の欠如
  • → 解決者自身が目標を決定し,可能な行動およびその妨げとなっている障害を発見することにより,欠如した情報を補填し,定義しながら問題解決を行う
    • 洞察:諸情報の統合によって一気に解決の見通しを立てること
    • 類推:先行経験から得られた知識を直面する問題に適用することで,問題を解決すること
  • 不良定義問題=解決者の置かれた文脈で、解決のためにできる行動の定義が異なる
    • →外的と内的の2つの文脈がある
    • 外的:解決者が問題解決に取り組んでいる場所やその場に存在する物体などの物理的環境および他者存在や文化あるいは社会的役割などの社会的環境
    • 内的:問題解決中の解決者に生じている感情状態および情動を含む身体情報としての生理的状態や身体運動