山内祐平(2018)「教育工学とアクティブラーニング」『日本教育工学会論文誌』
- ALの定義:読解・議論・作文などの活動において,分析・統合・評価といった高次思考過程への関与によって,聴講と比較して積極的に参加する学習。
- ALの方法
- レベル1:知識の共有と反芻に関する方法:ミニットペーパーなど
- レベル2:葛藤と知識創出に関する方法:ジグソー法など
- レベル3:問題の設定と解決に関する方法:PBLなど
- アメリカ高等教育でのALの意味:多様な学生の学習成立のための学習保障
- ⇔ 日本:時代に対応した高度な能力を育てるための方法(=レベル3)
- 今後の研究課題
- 授業:単元・科目単位の研究のみで,それらをどうつなげてカリキュラムの質を担保するかの研究がない。授業設計に必要な能力や育成方法,教師の成長研究もない。
- 評価:高次思考過程が学習者に内面化され,他の領域に転移できるようになっているかについて評価する方法,社会情動的スキルに関する評価研究がない。
- 環境:環境と学習活動のセットで成果を確認する研究はあるが,空間が持つアフォーダンスと生起する行為の相互関係に着目するミクロな研究がない。
- 支援:教員の専門性向上に関する体系的な研究がない。