佐藤秀典(2012)「組織アイデンティ論の発生と発展」『組織学会大会論文集』1(2)、85-95
- OI=中心性・独自性・連続性の3つを満たす組織の特徴。
- 注目される背景:組織環境が複雑で変化の激しいものになり、多様な組織が登場したため → OIを振り返らないと自分たちの強みや自分たちらしさがわからなくなる。
- 中心性の研究:OIは1つしかないのか?
- 複数ある=コンフリクト起こりやすい、意思決定遅くなる、調整コスト上がる ⇔ メンバーがさまざまな状況で求められる役割に応えやすくなる
- 独自性の研究:独自性の主張と同時に、他との同質性も主張する必要がある。
- ポジショニング・リソースの両面で戦略に関係する(OIが戦略に影響する、戦略がOIに影響する)。
- 連続性の研究:OIは変化するのか?
- OIを変化させるイベント時に組織はどう対応するのか。
- OI研究は定性研究との相性がよい。
- OIと組織文化・組織イメージの関係(Hatch & Schultz 2002)
- OIは組織文化を表出する(expressing)
- OIは内省で組織文化に埋め込まれる(reflecting)
- 表出されたOIは、他者にイメージを与える(impressing)
- OIは他者のイメージを映し出す(mirroring)
- OIは直観的にわかりやすい=多くの応用研究が生まれた ⇔ 定義が多様な解釈を可能にする=そのような組織現象を説明する研究かが不明確。
- OIをどの程度具体的にとらえるか?
- OIの変化を見る場合、どの程度具体的に見るかで変化が生じたかの評価が分かれる。
- → 戦略論との融合の方向か?