今井章・轟亮・潮村公弘(2003)「大学・学部運営への個人貢献度評価についての検討 : 諸委員会委員の職務分析・職務評価を中心として」『人文科学論集』信州大学,37, 45-63
- 大学・学部運営への教員の貢献度を適切に評価し測定する指標開発のための予備的調査を行う。
- 大学・学部運営への個人貢献度を測定するための指標開発に向け,運営組織の主体である各種委員会業務の職務分析(Job analysis)と職務評価(Job evaluation)から着手することにした。
- 職務分析:職務を構成している課業(task),その職務を遂行するうえでの環境,その職務を遂行するために必要とされる知識・技能・能力・性格などの特性を明確にして,他の職務との違いをあきらかにする手続き(松原 1989)。職務の内容を具体的に明文化し,文書化すること(吉田 1969)。→ 内規・規定集と実際の業務のすりあわせ。
- 職務評価:特定企業内において,ある職務のもつ価値を,その企業目的達成に対する重要度に応じて評価すること(吉田 1969)。
- 職務分析調査項目
- 委員会内規の確認経験の有無〔2件法〕
- 現在の職務と内規の一致度〔5件法〕
- 委員の職務内容の把握度〔5件法〕
- 他の委員会が行うべき職務〔自由記述〕
- 当該委員会が行うべきその他の職務〔自由記述〕
- 共同遂行すべき職務〔自由記述〕
- 委員会の職務の責任度〔5件法〕
- 職務(委員会および委員会委員長)の重要度〔マグニチュード推定〕
- 委員会職務の8つの側面についての評価〔5件法〕
- 職務の量,職務の質,所要の時間,手順の明快さ,自由裁量権,予算措置,委員選出方法の適切さ,教授会への影響力
- 問9の各側面への意見〔自由記述〕
- 職務評価調査項目
- 必要在職年数〔数値記入〕
- 必要経験〔自由記述〕
- 委員任期〔数値記入〕および任期の長さの評価〔5件法〕
- 委員の時間的負担〔マグニチュード推定〕
- 時間的負担軽減策〔自由記述〕
- 委員の責任度〔マグニチュード推定〕
- 委員のストレス度〔マグニチ=・一ド推定〕
- ストレス軽減策〔自由記述〕
- マグニチュード推定の標準刺激には,全員が判断できるA委員会(学生の授業履修に関する業務の実務的処理)を使用。