Doten‐Snitker, K., Margherio, C., Litzler, E., Ingram, E. and Williams, J. (2020) "Developing a Shared Vision for Change: Moving toward Inclusive Empowerment," Research in Higher Education,
- 工学系部局で、教員、職員、管理職、学生を巻き込んだ共有ビジョン構築によって変革に取り組んだケーススタディ
- 部局の変革:役割と責任を変えることを意味する=部局組織と中のメンバーの心理的な関係性(契約)を変えることとして認識される。
- → 役割期待を変えることは不満足と抵抗を生むが、役職者との信頼関係によって軽減される。つまり変革においては、関係者との信頼関係をどう維持・発展させるかが鍵。
- 共有ビジョンは高等教育機関の文脈に合った変革のモデル。
- 共有ビジョンを作るには、変革の過程に民主的な価値を組み込む必要がある。これが関係者の信頼を維持・発展させる。この信頼は、取り組み過程の信念を通じて形成される。ゆえに民主的価値が重要。
- シェアドガバナンスでは、単に相談相手として参加するのではなく意思決定主体になることが重要。
- ケーススタディでは、管理職や社会科学者を巻き込むことを条件としたSTEM改革プロジェクトを扱う。
- 12のフォーカスグループ面接を実施。
- Abductive analysis:通常のinductiveアプローチのGTAではなく、既存の理論枠組みの上にデータと理論を再帰的に構築するもの。
- 9のコードを生成:各コードと共有ビジョンとの共起回数をカウント=共有ビジョン、コミュニケーション戦略、教員、学生、外部者の見方、職員、抵抗、報酬、共同作業。
- これらの結果を、誰がチームに関与したか(誰がステークホルダか)、共通の方向性、コミュニケーション、共同作業の観点からケースを記述。