新江孝・伊藤克容(2018)「マネジメント・コントロール研究の整理」『商学集志』88(1),1-18
- 環境変化が必然である以上、組織変化(Organizational change)は不可欠。
- マネジメントコントロール:初期=所与の戦略を効率的に実行する役割→近年:組織変化への貢献が期待される。
- 本稿はマネジメントコントロール研究を整理する。
- 組織変化:状態と方向性の変化の2つ(=組織自体の変化と戦略の変化の2つ)。
- マネジメントコントロール:戦略の範囲内で機能する、MCをきっかけに戦略が創発したり組織文化が変化して組織変化につながる、の2つの見方。
- 組織の3つのレベルの構成要素(Laughlin 1991)
- 解釈図式(解釈枠組み):理念、価値観、規範、ミッション、メタルール
- 設計要素(組織デザイン):組織構造、意思決定プロセス、コミュニケーション手段
- サブシステム:有形の組織要素
- これらの間の均衡が変化することで、他の変化に波及し、最終的に組織変化が引き起こされる。その4つのプロセス
- 反発:設計要素がいったん変化するが結局元に戻る。
- 方向転換:設計要素が変化し、次にサブシステムが変化するが、解釈図式は変化しない。
- 植民:設計要素が変化し、それに引きづられて解釈図式(とサブシステム)が変化する。
- 進展:まず解釈図式が変化し、次に設計要素とサブシステムが変化する。