吉崎静夫(1988)「授業研究と教師教育(1)-教師の知識研究を媒介として」『教育方法学研究』13,11-17
- アメリカの教師の質向上の取り組み
- ニューヨーク・カーネギー社の8計画
- 教師に必要な知識・能力の高い基準を設定
- 専門職にふさわしい環境を用意できるよう学校を再構造化
- 教師集団を再構成、指導教師を導入
- 文理学士号保持者に教職課程を開く
- 教育大学院の開発
- マイノリティ支援
- 学業成績と教員報酬の連動
- 教員給与・昇進機会を他の専門職と競合的にする
- 大学の教職プログラム改革
- 教師教育を知的にしっかりさせる
- 講師、正教師、キャリア教師の3段階免許制度
- 教職試験を知的なものにする
- 大学と学校現場のつながりをつくり、教師教育や授業研究にエキスパート教師を活用する
- 学校を教師が仕事・学習をする場にする
- 日本でもアメリカでも、教師に必要とされる資質は何か、そのような資質はどのようなカリキュラムで育成されるか、そのような資質をどのような方法・基準で評価するかが教師教育の中心的研究課題。
- Shulmanの教師の知識領域の発展版
- 1:強化の中心的概念、概念間の相互関係、他の教材との関係の知識
- 2:導入・展開・まとめなどの授業構造、発見学習法などの学習指導法、授業におけるマネジメントやしつけなどの知識
- 3:一般的な発達段階における認知的・情意的特徴、個々の生徒の知的・人格的特性の知識
- A:教材+教授方法=ある教材を教えるときに使う説明・演示、概念の表現、例証などの知識
- B:内容+生徒=ある教材に対して生徒が持っている誤解やつまずきやすい部分の知識
- C:教授方法+生徒=さまざまな特性・ニーズを持つ生徒を教えたり動機づけるための知識
- D:内容+教授方法+生徒=生徒の誤りをただすための方法についての知識