- 社会化:(1)成員性の習得である,(2)学習の過程である,(3)他者との相互作用を通じて社会システムに結びつけられる過程である(柴野 1992)。
- 文化や規範,行動様式などを内面化しながら一人前になっていく。
- 社会化研究を分析する視点:(1)社会化を担うエージェント,(2)社会化される内容,(3)推し進めるメカニズム,(4)移行の段階,(5)社会化を果たしていく主体(山﨑 2002)。
- エージェント:重要な他者は研究者は著名な実践家ではなく,身近な実践者(南本・加野 1989)。
- 組織社会化:組織への参入者が組織の一員となるために,組織の規範・価値・行動様式を受け入れ,組織に必要な技能を習得し,組織に適応していく過程(高橋 1993)。
- 組織社会化と職業的社会化
- これまでの教員社会化は後者に注目 → 前者の知見を用いて従来の研究を克服。
- 前者は転職で再社会化,後者は継続的。
- 未決問題
- 現実的職務予告の機能,教員研修の機能,異動と再社会化(異動は最大の研修)。どれも実証されていない。
- 南本長穂・加野芳正(1989)「生涯学習の視点から見た教師の学びの構造」『香川大学教育学部研究報告第1部』79,59-95
- 山﨑準二(2002)『教師のライフコース研究』創風社
- 校閲=書かれた内容の裏をとり,引用を点検して正誤・適否を確かめる。
- 大学で学ぶものは学術研究の基礎訓練を受けなければならない。それが,調べて書くこと。
- 選定図書は全体の16%程度。
- 比較はちょっとした努力で本質がわかるようにしてくれる。
- わからないことはまず事典を引く。引く際は,索引巻から引く+複数を引き比べる。
- ノーベル賞受賞者に,どう研究を進めて新発見をしたかをインタビューし,オーラルヒストリーとして保存。
- パフォーマンス評価:知識やスキルを活用・応用・総合する力をみるために,学習の成果物やそれに関わる活動を評価する方法。
- 特色入試 = 学力重視のAO入試。:(1)高校までの学びを振り返る書類とその成果をポートフォリオの形で提出を求める,(2)2次選考の課題において,教科学力を超えた汎用的能力である論理的-批判的思考力や問題解決力,創造力をみる点。
- 論文の目的:入試の適切性を4つの観点で評価。
- カリキュラム適合性:学力評価計画がカリキュラムにおいて設定されている目標群に適切に対応するものとなっているか。
- 比較可能性:評価者が評価基準を共通理解し,同じ採点規則に従うことによって,評価の一貫性が確保されているのか。
- 公正性:平等性や結果妥当性は確保できているか。諸条件,評価方法・評価規準(基準)は公開されており,社会的に承認されているのか。
- 実行可能性:入手可能な資源と時間の範囲内で,評価対象としなくてはならない人数の学習者を評価できるのか。
- 実施準備:(1)他大学AO調査(求める人物像,募集人員,出願書類,試験方法に関する動向を確認),(2)高校調査(高校の特色ある取組=小論文指導,グループ研究,個人研究,思考力育成,ディベート)→ 課題や提出書類の内容の作成,(3)サンプル問題公開。
- 求める人物像:
- 過去の経験として,高校までの広範な学習や経験の成果としての卓越した学力や,学校内外の活動で豊かな経験を積み,創造的熟達(様々な領域において経験を振り返りつつ自分なりの工夫などによる洞察を得て,高いレベルのパフォーマンスを発揮できるようになること)による洞察を得ている者
- 現在の能力として,教育や心理などへの関心と論理的・批判的思考力などの汎用的能力を持つ者
- 未来の志向性として,専門に基づく社会貢献の志を持つ者
- 1次選考
- 学びの報告書:(1)中学時代から現在までに取り組んだ「学び」の活動(各教科での学習や総合的な学習の時間,読書,課外活動,学校行事での活動,ボランティア活動等)のうち,主なものを時間の経過に沿って記述,(2)取得した資格や各種の検定の成績がある場合は,その最高の等級や得点を列挙,(3)1にあげた活動の中で,大学での学びに向けて,重要なものとあなたが考える3つの活動について説明。
- 学びの設計書:(1)教育学部へ入学を希望する理由,(2)大学生活において何を目標にし,どのように学びたいか,具体的に設計してその内容を書く,(3)大学卒業後,大学で学んだことをどのように活かしたいか,具体的に書く。
- 2次選考
- 課題:問1は英文資料の下線部訳と著者の主張の要約,問 2は事実の解釈を資料に基づいて推測する問い,問3は複数の資料を用いて論じる問い。
- 口述:提出書類・特定のトピックについての質疑応答。
- 最終選考:センター試験80%。
- 入学者の,入学時学習成果は高い,学習後の獲得感高い,授業外学習時間長い,グループの振るまいアクティブ,コンセプトマップ豊か
- 文系不要批判
- 本当に大切なのは,価値の軸を想像する力=既存の価値を批判する力,自明と思っている価値を相対化する力。
- 文系の特徴:扱う時間の長さ,扱う対象が自分たち,知の根底に無目的の遊戯性が伏在。→ 価値創造を可能にする。→ 今役立つではなく,将来役立つ基盤を整える。
- まずは,今の能力・実力の見える化・モニターが大事。
- 過去のデータに基づいたシミュレーション。
- KPIは10年度のトップ100大学から逆算して算出。KPIは個人ごとにウェイトが異なる点が重要。
- 数値化すると目標にしてしまいがちだが,モニターであることが重要。
- 一見,瑣末に思われるもろもろの事項が,最終的には非専門家である聞き手に語りかける力に結びつき,実はそれこそ,専門家としての実力の有無が試されるきわめて重要な場が存在していることを,研究者の社会貢献を示す恩返しという言葉を使って解き明かしている。
- 校正は,渾身の力を持って行う。校正の労は著者自身がとるものと覚悟して遂行する。校正で修正できる範囲を超える修正は,著者がそのコストを負担する。
- 図版はクオリティの高いものだけを使用する。
- 専門用語は正しく明確に言い表し,不可能なときだけ用語を使う。
- 書き出しに重きを置く。