- 2002年から2007年までの5年間に,欧州大陸諸国で提供される英語による学位プログラムの数は約3倍に増加。ただし,2007年時点の全提供プログラムの約3分の1はオランダの高等教 育機関によるもの。(Wächter and Maiworm(2008))
- オランダの高等教育制度は,研究大学(universiteit)と職業大学(hogeschool)の二元制。前者は,14大学,37%在籍,学術的な教育・研究を行う。後者は,39大学,高等職業教育を行う。
- 1999年から欧州レベルでボローニャ・プロセスが進行。オランダは自国の高等教育の国際的地位向上の機会と捉え,学士・修士構造の導入に精力的に取り組んだ。新たな学位構造は2002年に法制化されたが,オランダの高等教育をより開放的で柔軟にし,国外でのマーケティングに不可欠と考えられたため,ほとんどの大学がそれ以前から導入を進めていた。
- 1990年代初めの教授言語英語化を巡る政治的論争と対照的に,大学は英語による授業やプログラムの開発・実施に非常に積極的だった。その理由は,(1)国際留学生市場からの財政収入,(2)国内の高い英語力,(3)国内上位学生の国際キャリア意識がある。
2012/05/30
小竹雅子(2011)「オランダの大学における英語による学位プログラム」『大学論集』43, 207-222.
2012/05/29
黄福涛(2003)「大学教育カリキュラムの国際化 オランダの事例研究」『大学論集』34,63-76
- オランダでは,大学は主に学者と研究者の育成を中心に,教育活動と科学研究を行い,卒業生の多くは研究機関に勤めている。専門大学は,学生に専門的職業人として必要な知識・資質を身につけさせるため,専門性・実践性が高い科目を開設し,大学と違って3年次に約一年間の海外や地元の企業会社などで実習(internship)を行う義務を負うところもある。
- 大学と専門大学においては「ボローニャ宣言」に基づいた「ヨーロッパ次元」の高等教育システムの実現を目指して学士課程カリキュラムが形成された。特に大学においては,従来の単一の構造を変えて,学士課程と修士課程からなる二重構造の大学教育カリキュラムが出来上がってきた。また,従来のように,大学と専門大学との間の壁を乗り越えて,二つの機関において,単位互換やプログラムの相互履修というシステムが実現されてきた。
- オランダにおいては,大学教育カリキュラムの国際化は,基本的には英語による修士課程レベルにおいて行われていると考える。
2012/05/28
渡邉尚久(2005)『7つの習慣 小学校実践記』キングベアー出版
- 教育とは,学び方を習得し,強い人格を育てるためのもの。
- ちょっとやれば効果があるものを求める傾向があるが,短絡的な考え方であり,7つの習慣は,誠心誠意,効果的な人生を送りたいと思う人がそれなりの努力を払って長期的に幸せになる習慣のこと。
- 小さなことは大きなこと。朝10分の運動の例。いきなり大きな成果を求めてもそれは幻想。
- 7つの習慣は,
- 主体的に行動する,自分のやることに責任を持つ ⇔ 人のせいにする,自分に起きる問題すべてを自分以外のせいにする
- 目的を持って始める,自分の使命と目標をはっきりさせる ⇔ 目的を持たずに始める,明確な目標を持って取り組まずただなんとなく生きている
- 一番大切なことを大切にする,最も大切なことを最も大切にする ⇔ 一番大切なことは後回し,大切なことより大切でないことを優先してしまう
- Win-Winを考え?,相手も勝ち自分も勝つ考えを持つ ⇔ どんなときも勝ち負けを考える,すべてのことを勝ち負けでしか考えられない
- 理解してから理解される,人の話を誠実に聞くコミュニケーション ⇔ 自分が話し聞くふりをする,言いたいことだけを言い人の話は聞かない
- 相乗効果を発揮する,創造的な協力を発揮する ⇔ 頼れるのは自分だけ,人との協力など考えず自分の世界だけに生きる
- 自分を磨く ⇔ 自分を磨かず成長させることに取り組まない
- 人生は選択の連続,その選択が今の自分を作っている。主体的とは,刺激を受けた時にスペースを作って一時停止し,反応すること。肯定的な言葉を使う。
- 最終場面を思い浮かべて今日一日を始める。その時あなたは何と言われたいか。
- 今の日本は夢や希望が持てないとは,無責任な発言。大人がしっかり教えてあげるべき。
- どんな六年生になりたいか,なぜそのような六年生になりたいか,そのためにどんな努力をすればよいか。
- 1時間をテレビに見ることに使うことは,他のことに使わないと決めたということ。時間泥棒。期限を決める。
- 信頼残高を増やす:小さな親切をする,約束してそれを守る,その場にいない人に誠実になる,許す,人の話に耳を傾ける,見通し(できることできないこと)をはっきりさせる,謝る
- Win-Winの考え方を身につけるには,私的な成功を目指す,競争と比較という二大悪習に用心する。
- 自分にとって大切なことも相手には些細なことかもしれない,自分にとって些細なことでも相手には大切なことかもしれない。話の内容を言葉通り繰り返す,話の内容を自分の言葉で置き換える,相手の気持ちや感情を自分の言葉で表現する,言葉と気持ちの両方を自分の言葉で表現する。
- 相乗効果を発揮するには,相違点を尊ぶ,無知・排他心・偏見をやめる。
- 自分を磨く習慣:頭を賢くする,体を鍛える,心を豊かにする,人と関わる。
- Do it now.
2012/05/27
OECD(2004)「Financial Management and Governance in HEIS: Netherlands」『OECD IMHE-HEFCE Project on International Comparative Higher Education Financial Management and Governance』
- オランダの高等教育の制度的位置付けは,高等教育・研究法において定められている。教育大臣が高等教育を所管しており,高等教育は職業大学(HBO)及び研究大学(WO)から成る。
- 職業大学は行動する自由と責任を得たが,依然として国庫資金に依存しており,職業大学は提供するプログラムに関して競争することはできるが,価格競争は行えない。
- 一元的ガバナンス構造のアングロサクソン諸国と異なり,オランダでは二元的システムが存在する。一元的構造では,監督機能と執行(経営)機能が単一の役員会の内部で分担される。欧州大陸において見られる二元的構造は,法人レベルにおいて,執行機能と監督機能が区別されることを意味する。
- 職業大学は,継続的な環境変化に直面しており,新しいコースを提供することにより,学生の希望に応じ,変化する労働市場の要請に応えるよう期待されている。職業大学は,職業大学協会(HBO-Raad)という中央組織を通じて,新コー スの計画に関し互いに情報提供し合う。新プログラムを開始するためには,初めに仮アクレディテーションを得る必要があるが,ひとたび得られると教育・科学大臣へ認可申請を提出する。同じ地域の他のプログラムとの間にあまり重複がなければ,通常,認可を得る。新プログラム開始に関するこの自由化の結果,過去数年間に,何百もの新プログラムが開始された。
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