2014/10/14

西垣順子(2007)「成績評価の何をどのように検討するべきなのか?」『大学教育』大阪市立大学,4(1),1-11


  • 不適切な成績評価が起こす問題=(1)大学教育の質保証ができない,(2)学生が適切な学習習慣を身に付けなくなる
  • 成績評価が質保証の手段として機能しない=海外留学で不利に
  • アメリカの成績インフレ → 評価の割合目標設定 → 教育の質向上につながるかは疑問
  • 成績が上がる要因:学生の成績上昇,成績インフレ,成績圧縮(全員に優),成績不平等(鬼と仏)
  • アメリカで問題なのは成績不平等の問題,いずれは成績圧縮になる(Hu 2006)
  • 一生懸命勉強して低い成績=何が足りない?,手を抜いて高い成績=この程度でよい → 成績評価は学生の学習行動に影響を与える
  • 信州大学地域連携プロジェクト(2005)の調査:履修登録単位数と単位取得数の相関0.95 → 成績圧縮状態
  • GPA ≠ 厳格な成績評価 = ある授業の成績評価が不適切に甘いとGPAが高くなる
  • 卒業者の能力や教育目標への問いがなければ,厳格な成績評価の基準もわからない