2011/01/03

杉本大一郎(2010)『外国語の壁は理系思考で壊す』集英社新書


  • 英語を使えるようになるためには、翻訳してはならない。途中までを頭から理解して、綱いていくことを身につけないといけない。発想法が、大切なところから先に述べる習慣がある。
  • 知らない単語が出てきても、立ち止まってすべてがわからなくなるよりも、その後を部分的に理解する方がはるかによい。
  • 講義は聴講者が知っていない事柄や解釈について話すのだから、聴講者にとって新しい語彙が出てくるのは当然。講義をする人はその語彙に特に気を配って頭の中に配置し、言い回さないと、単語の音だけでは通じてない。それを補うために、黒板への板書をする。
  • 熟語として捉えることは、覚えることを級数的に増やす。そうでなく、動詞と副詞に分けて理解し、それぞれに対応する概念体系を持つことで、加法的に増える程度にする。
  • 話の論理構造や階層構造を組み立てたり表現することができない人が多い。日本語教育では重視されてこなかったので、外国語教育で取り戻す使命がある。しかし、現実の外国語教育はそうでない。
賛同できる部分は多いが、既知の内容ばかりで、新しさがなかった。