- センスメイキング:あいまいで不明瞭な問題を理解するために新しい情報に意味を付与するといった意味創出の社会プロセスのこと(Schwandt 2005)
- 人は新しいことを経験すると、その意味を環境から手がかりを得て理解しようとする。
- その際に、単に解釈するのではなく、行為・経験と解釈を繰り返しながらフレームを作り、さらに、組織的・文化的文脈の中で他者と進めていく点が特徴。
- センスメイキングの3段階(Daft and Weick 1984)
- 情報探索:主に外部環境の探索
- 情報解釈:その意味を切り出す
- 代替行動の特定と評価
- CSRという複雑さを学ぶ際にもセンスメイキングは有用
- 学生個人ごとにCSRに関する情報探索、解釈、代替行為の特定・評価には差異があるはず
- →認知マップ(コンセプトマップ)の内容・構造の2点で個人の差を見る
- 認知マップの評価
- 網羅性:差異と統合が重要
- 情報探索=単語数で評価
- 情報解釈=認知フレームの最大到達数で評価
- 代替行動=マップの主題コーディングで評価
- CSRの用語を超えた語を使っている
- CSR活動の効果を評価するかの問いが含まれている
- 代替行動が明示されている
- 英国研究大学、経営分野の学部生125名、キャップストーンモジュール、他分野の認知マップを提示、最終回直前の授業でA3白紙に何も見ずにCSR認知マップを作成する
- 主な結果
- マップ内の平均単語数=33、最頻語はEthicsの54,
- 深さの平均=3.5、16%の学生しか深さ5に至らない
- コース外の内容を書いた学生は少ない
- →複雑な対象に対する意味づけや理由づけができる学生は少ない
- サイロ思考の学生があぶり出された
- 特にセンスメイキングの1→2と2→3を支援する教育が必要
2023/03/02
Preuss, L., Fischer, I. & Luiz, J. (2023) Using sensemaking as a lens to assess student learning on corporate social responsibility and sustainability, Higher Education Quarterly
2023/03/01
Pattison, P., Bridgeman, A., Bulmer, A., McCallum, P. & Miles, R. (2022) Renewing the Sydney undergraduate curriculum, Higher Education,
- シドニー大学のカリキュラム改革
- なぜカリキュラム改革が必要なのか:青年期の発達知見の充実が背景
- 研究大学=学生の多くは職業経験がない
- 高次の能力が発達する時期:思考と行動の一致、自己認識、アイデンティティ、自己管理
- こうした認知の統合はハイインパクトプラクティスを通じて発達する:プロジェクト、サービスラーニング、多文化経験
- まず卒業時の能力策定からスタート
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