2015/04/13

林正史(2015)『英国の大学に学ぶ: 世界標準の学習法とエッセイ論文の書き方』海象社


  • 知識を内面化する=知識の獲得+知識を自分の目的にために活用できるようになること。
  • エッセイ=情報を収集・分析し,アイディアを創出しながら,自分自身の知識を獲得した上で,それをもとにして自分自身で考え抜いた結果としての独創的見解を明らかにすること。
  • コンテントワード=何について答える必要があるのかを示すもの,コマンドワード=どのように答えなければならないかを指示するもの。
    • I the British car industry declining? Discuss!
  • コマンドワードの例:discus, examine, explore, evaluate, justify, describe, illustrate, compare, assess, define, explain the reason, show your evidence
  • 質問の真意はブレーンストーミングで理解する。
  • 3000 words のエッセイで,5~6冊の文献を使う。
  • エッセイの構成は,序論・本論・結び(1:8:1),本論はサブトピック3程度。
  • パラグラフは,トピックセンテンス・ボディーセンテンス・コンクルーディングセンテンスで構成する
    • トピックセンテンス:見解を表明する,扱うトピックの焦点や要点を示す,扱うトピックの方向性・範囲・概略を示す
    • ボディーセンテンス:主張を裏付ける論拠を示す,トピックセンテンスを別の表現で分かりやすく言い換える・詳しく説明する・補足説明をする,事実や統計で具体例を示す
    • コンクルーディングセンテンス:パラグラフの内容を要約する,トピックセンテンスを言い換えで再確認する,結論や解決法を示す,影響や残された問題点を指摘する
エッセイの書き方を解説した貴重な文献だが,内容は日本語にも多数ある論文の書き方に終始している点が残念。その理由は,英国の大学をテーマにしながら,英国の例がほとんど示されない問題にある。この内容であれば,日本の大学でも全く同じ。