- ジェントルマンは,高い教養と礼儀・優しく謙虚に加えて,高いプライドと知的武装・無言の圧力・相手に付け入るスキを与えないを備えた人。
- オックスフォードの人に共通する6つの能力,前3つが人間関係能力,後3つが個人能力
- 統率力:自然に人の上に立ち,他の者をリードする力
- 創造力:模倣を繰り返し,そこから斬新な発想を生む力
- 戦闘力:相手の意思を尊重しながら,結果的に自身の主張を通す力
- 分解力:問題解決の近道として問題の所在を分析する力
- 冒険力:試練や苦難を糧として邁進する力
- 表顕力:自身を深く印象づける力
- チュートリアルの進め方
- 読んできた文献に関してどのような新しい知識が得られたかについて,10分程度説明する。読んだ内容ではなく,読んだ文献からどのような知識を得たかを簡潔に話す。
- 与えられた課題について質問を受ける。
- この言葉の定義は何ですか?
- あなたがこのように考えた根拠は何ですか?データはありますか?
- この記述はあなたの意見ですか?著者の意見ですか?
- 起こったことばかりが書いてあり,あなた自身の解釈や批判的な議論がなされていないのではないか?
- まとめの10分,チュートリアルで何を得たか,今後どのような展開があるかを話し合う。討議ではなく,次の目標に向かって意見交換する。
- やらなくていいことを明確に指示することで学習がスムーズになる
- レポートを書くときに情報を集めすぎない,基本文献は5冊以内
- 発表するときに準備したとおりに進めなくとも構わない
- 教える際の原則
- 紙に書かせる=知識を取り込む習慣を身につける
- 自分の言葉で語らせる=一定の時間を与えて,自身を持って話す雰囲気を保つ
- 適度な休憩を入れる
- 学ぶ内容を限定する=重要な物を3つ程度に決める
- 既に知っている知識に結びつける
- 楽しく意見をぶつけ合う技法
- お互いにしっかり向きあう,批判することは議論を深めること,ゲーム感覚で楽しむの3つを最初に伝える
- 相手の話をよく聞いて受け止める,話を同意部分と非同意部分に分ける,非同意部分のみを批判する,批判には必ず対案を述べる
- ノブレス・オブリージュ:社会的地位の高い人が高報酬や名誉を享受することが許されるのは,大衆を正しい方向へ導き,かつ自己犠牲をいとわない義務や責任を負う限りである。=3つの特質を持つ
- 社会全体に対する自分の役割と責任をしっかりと認識している
- 誰に対しても分け隔てなく公平である
- 寛大かつ忍耐力がある
- OXONではどのような事実もまず疑ってみるという批判精神を持つことの大切さを教える(創造力はゼロから生まれる)。
- 創造力を養う方法
- 情報を一元化したストックノートを持つ
- とりあえず書き出し,人に説明してみる
- 仕事や作業は,区切りのいいところではなく,次の出だしで終わる
- 判断は,日々更新される情報をいかに効率的に入手・分析するかのスキル。決断は価値観や信念などの人の心が選択する際のネック。
- 人は対立したときに5つの態度を取る
- 競争モード:相手を犠牲にして自分の利益を優先して解決,これには圧倒的な差をつけることが必要
- 受容モード:自分の要求を減らして相手の要求を増やすことで解決,多くの人の意見の長所を見つけて取り入れることで議論を活性化させる力が必要
- 回避モード:その場での解決を避けて,対立すること自体を回避して解決,相手のニーズと異なる点に注意をそらす情報力・転換力が必要
- 協調モード:お互いの立場を尊重し,協力しながら解決,目標の一致を確認して努力する
- 妥協モード:お互い妥協して部分的に取り入れることで解決,同上
- 哲学を持て,仮説を立てろの2つが問題を発見して本質を見極める上で必要な力。
- 分解力は,情報を収集し,仮説を立てること,その後で解を導くのが基本プロセス。
- チュートリアルでは,だから何?本当にそうなのか?の2つが最も問われる。So What?,So Why?
2015/05/06
岡田昭人(2014)『世界を変える思考力を養うオックスフォードの教え方』朝日新聞出版
登録:
コメント (Atom)