- 拡張:考えるのはこれだけでよいだろうか
- (1)思考範囲の拡張(考える範囲を広げ必要なものを多めに用意する),(2)方法の拡張(もっとよいやり方はないか),(3)適用範囲の拡張(概念,理論,法則,道具,方法,材料を他の事柄にも活用する)
- (1)の発問パターン:考えるのはこれだけでよいだろうか,さらに何を考えなくてはいけないか,本当にこれでいいか・何か忘れていないか,本当にうまくいくのかな
- (2)の発問パターン:他のやり方はないかな,もっとよい(効率的な,便利な,スマートな,安価な,安全な,きれいな)方法はないかな
- (3)の発問パターン:では〜の場合はどうなるだろう,〜についても同じことが言えるかな?,〜についても同様にうまくいくだろうか
- 焦点化:絞り込んでみよう
- 焦点化の3つのレベル:(1)活動のスタート時での課題設定(課題・テーマから特定のものを選択・決定),(2)活動の途中での焦点化(方法,手段,材料,構図から有効・必要なものを選択・決定),(3)最終段階で解決策や完成図の焦点化
- 焦点化の手順:(1)選択範囲の拡張(大学受験をする),(2)選択範囲のグルーピング(学部を書き出す),(3)選択肢のリストアップ(文理選択,学科選択),(4)焦点化(ベスト3を心理学科,教育学科,・・・)
- 発問パターン:できるだけたくさんあげてみよう・その中から一番よいものを選んでみよう,まずベスト3を選らんでそこから2つ選んで見よう,関係ないもの・明らかに違うものを消去していこう
- 観点変更:考える視点を変えてみては
- (1)注視点・着眼点の変更,(2)分析視点・評価観点の変更(鮮度,味,値段),(3)判断基準・評価基準の変更(相対・絶対),(4)態度の変更(好き嫌い),(5)対人的立場の変更(立場置換)(もし自分が〜さんだったら),(6)理論的立場の変更
- 発問パターン:見る角度を変えたらどう違って見えるかな,評価観点(サイズ,色,重さ,安全性)を変えたらどうなるだろうか,評価基準を〜から〜に変えたら結果はどうなるだろうか,もし態度を変えたら相手はどう出てくるだろうか,もし自分が〜さんの立場ならどうなるだろうか,対立する理論の立場から見たらどうなるだろうか
- 逆発想:逆に考えてみよう
- 逆発想の手がかり=反意語・対語:人間(男と女,大人と子供,教師と生徒,未婚と既婚,新人とベテラン),時間・空間(昼と夜,右と左,長と短,西洋と東洋),色・大きさ(白と黒,大と小),運動・動作(遊びと仕事,意識と無意識,貸すと借りる,自殺と他殺)
- 発問パターン:もし〜ではなくその逆だったらどうなるだろうか,〜でだめなら反対にしてみようか
- 分類・分解:分けてみてはどうだろうか
- 分類:整理してみよう
- 分解・分析:何からできているかな,いくつに分けたらよいかな,これの構成要素は何かな
- 再分類・再構成:分け直してみる
- 再分類:分け直すとどうなるだろう,他の分け方はないだろうか,他の基準で分けてみよう,
- 再編成・再分解・再分析:構成要素をもう一度見直そう,
- 加減:ここに何かを加えてみては
- 加減の3種類=加法,減法,同時加減,それぞれについて,質的・量的・質量同時がある
- 加法:何を付け加えたらもっとよくなる?,〜の時は何を使えばよいかな
- 減法:ここから〜を除いたらどうなる?,もし〜がなかったらどうなる?
- 同時加減:もし〜がなくなり〜が加わったらどうなるだろう
- 結合:何と何を結びつけたらよいだろうか
- 結合の4類型:一対結合,トリプル結合,カルテット結合,多数結合
- その他の結合:同質結合・異質結合,接近結合,遠隔結合
- 変換:どこを変えたらいいだろう
- 量的変換,質的変換,抽象具象変換,対象変換
- 具象化:実際にやってみよう
- 図を書いてみよう,実際に声に出してみよう
- 連想:気楽に考えてみよう
- 類推:これと同じだとしたらどうなるだろうか
- 仮説演繹的発想:このことからどんなことがわかるかな
- 背理法:もし〜でなかったら,どうなるかな
- 弁証法:対立したり,意見が分かれたりしたら
- 同時共存の可能性を探る,時間差共存の可能性を探る,場合差共存の可能性を探る,定性・定量基準の採用による決着
2014/05/13
江川文成(2005)『子どもの創造的思考力を育てる―16の発問パターン』金子書房
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